ジョークとジョーク

ことばのリハビリですよ。

ことばさがし

一昨日からトトロが出てきそうなド田舎の実家に戻ってダラダラ漫画読んだり音楽聴いたりピアノ弾いたりして過ごしてるわけですが、今日はTwitterで知り合った人と晩メシを食いに行きました。
ちょっと前に流行った"#私を構成する9枚"っていう好きなアルバムを披露し合うハッシュタグがありまして、アレで見かけて趣味が合うかもと思ったコッチの人を何人かフォローしたんですよね。
その中に実家と同じ県内に住んでる人がいたので、実際に会ってお喋りしてきました。ネットすごい。SNSすごい。

僕は喋ることがそんな得意ではないし、趣味も少なく話題に乏しいので、毎回初めての人と会うときは「大丈夫かなー退屈させんかなー」とめちゃくちゃ緊張する。ライブでステージに立つときくらい。いやマジで。楽器という武器もメンバーという盾もないソロプレイだからそれ以上かも。

そして自分はどちらかというと、ゲイの人と喋るときでも音楽やゲームや映画や飯だとかの趣味の話を積極的にしたいほうなのです。
ゲイと性ってやっぱりワンセットみたいなところはあるし、"ゲイ"という共通項に頼って喋ってるとどうしてもリアルな性の話に移行してしまいがち。しょーもない下ネタは好きなんだけど、初対面の人の体温を感じる生々しい話は正直キツい。
二十数年間ずっと「ゲイであることは隠さなければならないこと」という認識で生きているので、"ゲイの性的な話 = 人に喋ってはいけない"みたいな図式が自分の中にあるんかなー。仲の良い人とならそんなに気にならないんだけどね。

でも今回は音楽っていう共通項は強いな、と実感することができました。やっぱり好きなもののことを喋るのは楽しいなーと。
人と趣味の話するとき、特にその中でも"○○が好き!"という感情を共有するときってなんか脳内麻薬でません?自分と相手の結び目を見つけたときの喜びってなぜあんなにも大きいのか。あの感覚を味わいたくて人と喋ってる気がする。
「喜びをほかの誰かと分かりあう!それだけがこの世の中を熱くする!(by小沢健二)」っていうのは本当だな。うん。
「FM7→CM7のコードの夕暮れ感」だとかニッチなことが共有できてなんか笑ってしまった。今日の最大瞬間風速。

特にオチはないけど、音楽の話ができて楽しかったという話でした。
あ、最初に書いてたハッシュタグで僕の選んだ9枚を貼っとくんで趣味が合いそうな人がいたらぜひ仲良くしましょう。


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孤独の音楽 - 古明地洋哉
ROMANCE - GREAT3
ラブリー・ラビリンス - 不可思議/wonderboy
旅人のリズム - タカツキ
on PLEASURE BENT - Flipper's Guitar