ジョークとジョーク

ことばのリハビリですよ。

Week End

先週末は自分にしては怒涛のように活動しまくってたので、昨日から風邪をひいてしまいしんどいです。うへー。それをとりあえずまとめとこうかなと。


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8/19(金) 映画鑑賞

この日は思いつきでSing Streetという映画を観に行きました。思い立った日がなんと神戸での最終上映日。ナイスタイミング。この監督の前作、Begin Againをレンタルで観たところとても良かったので気になってた映画だった。Begin Againは埋もれたシンガーソングライターとプロデューサーのサクセスストーリーだったけど、今回のSing Streetは少年たちのバンド奮闘記+青春ものといった感じ。バンド活動で青春を送った身としてこりゃあ観ないわけにはいかないでしょ。
gaga.ne.jp



で、期待に胸をふくらませて観たわけだけどそのハードルを簡単に越えてくれる良い映画だった……。鬱屈した日々から抜け出すために(下心も込みで)なんとな~くバンドを組んだ少年たちが、どんどん楽曲制作にハマっていく姿が瑞々しく描かれているのがとっても好印象。Begin Againは主人公たちがもともとミュージシャンだったから、こういう音楽の魅力にハマっていく描写はなかったもんね。主人公がギターを勧誘するときに音楽通の兄貴の受け売りをそのままドヤ顔で話すシーンとか、最初に作った曲が好きなバンドの影響をモロに受けちゃってるところとか、嫌なことがあった時にこそ曲が書けちゃうところとか、多分バンドやってた人だったら自分の経験やノスタルジーと重なって「あるある~」ってニヤニヤしちゃうこと請け合い。



また劇中のバンドの曲がとてもイイのよ~。全体的に80年代っぽいキラキラしたバンドサウンドでめっちゃキャッチー。思わず上映終了後にサントラ買っちゃったもんね。パンフレットを買うことはたまにあるけどサントラは初めて。特にDrive It Like You Stole Itは曲展開もメロディーもツボでずっとリピートしてる。これが劇中で使われてたシーンも切なくてちょっと泣いちゃった。


こんな映画観ちゃったらバンドやりたくなっちゃう。音楽の魔法に魅せられたままその力でどこまでも飛ぼうとする主人公の姿がとても眩しかった。もし10代で観ちゃったら人生狂わされたかもしれないな~。もっかい観たい、というかDVDほしい。観に行って大正解でした。


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8/20(土) SUMMER SONIC大阪


今年はライブやフェスに積極的に行っております。部活の先輩に誘われて1日目だけの参戦。ミュージシャンの予習を全くしてなかったので、行きのバスの中であわててYouTubeで予習して回る順番を決めた。


[当初の予定]
Run River North→POP ETC→Mayer Hawthorne→MISIATwo Door Cinema Club→米津玄師→THE YELLOW MONKEYサカナクションRadiohead→The 1975


[実際]
Run River North→POP ETC(睡眠時間)→Mayer Hawthorne→MISIATwo Door Cinema ClubTHE YELLOW MONKEYサカナクションRadiohead


早起きのおかげで付きまとってた眠気と、炎天下で削られる体力と、想像以上にあったステージ間の距離を考慮に入れてなかったので全然予定通りにはいかなかった。でもソニックステージのPOP ETCで寝ておいたのは本当に正解。じゃなきゃそのあとに死んでた。オーシャンステージが想像以上に他のステージと離れていたおかげで米津玄師を削るはめになったのは悲しかった……。もともと10分くらいだけ観て引き上げる予定だったとはいえ見通しの甘さを反省。


予備知識なしに観たMayer Hawthorneがかなりツボだったのは今回のサマソニで一番の収穫かも。ソウルっぽいポップな楽曲で炎天下の野外ステージで聴くのにはもってこいだった。音源ほしい。


イエモンはにわかな自分でもわかるセットリストで大満足。バラ色の日々を合唱したときは思わず泣いちゃったな。あの編成だから仕方ないっちゃ仕方ないけど、ちょっと音が薄かったのが気になった。


サカナクションは大がかりな機材を準備してのライブだったし知ってる曲がたくさんあって楽しかった……けど前方のモッシュに巻き込まれてちゃんと聴けなかったっていうのが正直な感想。普段そういうライブに行きなれてないせいもあるけど、やっぱモッシュって曲聴く余裕ないしステージもちゃんと観えないしであんまり好きじゃないな。演奏がただのBGMになっちゃう。


RadioheadはIn Rainbowくらいまでしか知らなかったし、なによりそんなに熱心に聴いてたわけじゃないからどうかな~2時間も観るのしんどいよな~って思ってたけど、意外とOK ComputerやKID Aの曲をやってくれたりして想像よりかなり楽しめた。なにより日が暮れてからのあのがっつり映像や照明を駆使したステージは曲を知ってようが知らなかろうが圧巻。Radioheadってライブ微妙そう……っていう勝手なイメージがあったんだけど払拭されました。ちゃんと聴きなおそうって思える魅力的なライブが見れて大満足。


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8/21(日),22(月) 名古屋旅行


サマソニの疲れも癒えぬまま翌朝高速バスに乗って名古屋へ独り旅。名古屋ってバスを使えば往復5,000円くらいで行けるんですね。大阪から片道3時間くらいでつくし、思ったよりもかなりお手軽な距離感。



名古屋に上陸するのは初めてだったけど、こういう地方都市って来るのは初めてでもデジャヴがすごい。新しい世界by高橋徹也でいうところの"行ったことのない 見覚えのある場所"ってこういうことかもしれないな~って最近思う。旅先の知らない風景に自分の生活圏内の風景を見出して微妙なズレを楽しむのがとても好きです。






日曜の昼から月曜の夕方にかけて味噌カツ食ったり、科学館行ったり、喫茶店でモーニング食ったり、台湾ラーメン食ったり、まぁ大体いろいろ食ったりして楽しんだわけですが、今回の旅行のお目当てはTwitterのフォロワー・Kさんのライブを観にいくことだった。名前出してもいいかわかんなかったしとりあえずイニシャルで。その人がSoundCloudに上げてる弾き語りのオリジナル曲が好きだったし、Twitterでもちょくちょくリプ飛ばしあってるから会ってみたかったしということで思い切って行ってみた。来月いっぱいで関西を離れてしまうので近場で会える人には会っておきたいしね。


ライブハウスは怪しげな雑居ビルの奥。どこのライブハウスに行ってもこの微妙なアングラ感はドキドキする。どうやらその日は別のフロアでハロプロのイベントも行われていたみたいで、受付で「どっちですか?」と聞かれてちょっと慌ててしまった。いざ会場に入ったものの「そういやお互い顔も知らないしどうしよっかな~」と思ってフリードリンクのビールを注いでたら、Kさんから見つけて話しかけてくれて安心。SoundCloudの曲を聴いてるとちょっと危うい感じの人かな……って勝手な想像をしてたけど、会ってみたら近所にいそうな素朴な人でとても安心しました。すみません。


Kさんはエレピでの弾き語りだった。とても良かったです。良かったというか強度を感じた。結構生々しいゲイの生活を描いた歌をちゃんと客が目の前にいてリアルな距離がある状態で披露できるのはすげぇなって思った。自分がそういう内容の歌詞を書きたいというわけではないのだけれども、作詞をするときにどうしても照れやカッコつけ精神が出てしまって言いたいことになかなかたどりつけない自分としてはあのまっすぐな強度がうらやましい。シンガーソングライター然としててカッコよかった。


翌日は仕事にも関わらず終演後も飯に付き合ってもらっていろいろと喋れて楽しかった。音楽好きな人とこういう形で会えるから21世紀は最高。またいつかお会いできたらなと思う。


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最近なにかブログに書こうと思ってもすぐに書かずにネタの鮮度を落としてしまってるので反省しよう。