ジョークとジョーク

ことばのリハビリですよ。

マウンテン・マウンテン

7月だ!夏だ!フェスだ!
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ということでROKKO SUN MUSICに行ってきたぜ。夏フェスっていうと炎天下の中汗だくになりつつ複数個のステージをせわしなく移動して、お目当てのバンドを前列で観ようとしたらモッシュに参加しなくちゃならなくて……ってな感じでなかなかに体力勝負で大変なんすよね。でもこのフェスは六甲山の爽やかな気候のもと、ひとつだけのステージをのんびりと鑑賞できるとっても気楽なフェスなのよ。後ろのブルーシートを敷いたりできる芝生のエリアも、前方ならステージと50メートル弱くらいだから全然ステージも楽しめるし。ということで結構お気に入りのイベント。もう参加するのも3回目だなぁ。


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年に1度あるかないかのケーブルカーに乗る機会。
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ついた先は楽園。両日とも地上は梅雨の晴れ間でムッとするような湿気と暑さだったけど、山の上は快適な気候だから毎回大汗かく覚悟で行って毎回拍子抜けしちゃう。


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1日目

夜勤明けの満身創痍の身体を引きずって行くともうThe fin.が始まってた。フェスの一発目がThe fin.っていうの、ベタだけど洒落が効いてて好き。着いてしばらくは屋台の飯とビールをかっくらってダラダラしてました。
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山の快適な気候の中飲むビールはサイコーですわ。全く予備知識なしで行ったからSoggy Cheeriosのボーカルがカーネーションの人でビックリしたり、流し見する予定だったKid Astrayがむちゃくちゃカッコよくて思わず前に観に行ったり、ハンバートハンバートのおなじ話で自然と涙しちゃったりと嬉しい驚きがたくさん。


さて、この日のお目当てはSawagi。ほぼこれを観たいがために1日目に行ったと言っても過言ではない。去年このフェスでライブを観てからダンサブルでキャッチーなバンドサウンドに夢中になってしまった。で、今回のライブはというとやっぱり凄い。自分がキーボーディストだから初見のときはキーボードのサウンドにひたすら酔いしれてて気づいてなかったけど、他のメンバーのライブの熱量がすんごいの。ステージを所狭しと動き回ってパフォーマンスをする弦楽器の2人がサイコーだった。人間はカッコよすぎるものを観ると最初は笑えてきて、しまいには泣けてくるもんなんやね。踊りながら泣いてたよマジで。


Sawagiで疲れきってしまったので最後のバンドを座ってのんびり聴いて初日は終了。その後は友達とビアガーデンに行ってフラッフラになって床につきました。


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2日目


この日も着いたら早速酒をかっ喰らう。前日以上の快晴の中、飲みながら聴くPredawnは天国かと思った。


この日一番観たい!と意気込んでたのは韻シスト。生バンド+ヒップホップという大好物なサウンドを生で、野外フェスで体感できるなんてこんな幸せはない。自然と身体が動いちゃうファンキーなサウンドがホントにたまらんですよ。客席最前列で幼稚園児くらいの女の子が飛び跳ねながら踊ってたのがその証拠だと思う。理屈じゃない快感!コール&レスポンスも楽しかった。


DJみそしるとMCごはんはゆるーいヒップホップだし、後ろでサラッと聴きつつ休憩してたんだけど、一曲だけグイッと耳を奪われる曲があった。新曲らしくてタイトルも聞き逃しちゃったんだけど、夏をテーマにした涼しげでセンチメンタルな曲。メロウなトラックとかリリックの雰囲気がかせきさいだぁ≡のじゃっ夏なんでみたいで素敵だな〜と思ってたら、その後のMCでかせきさいだぁ≡と共作のアンサーソングとのこと。間奏なんかまんまだったし納得。音源出たら聴きたい。


その後はLOSTAGEの轟音感にノックアウトされたり、OGRE YOU ASSHOLEのカタルシスに鳥肌を立てたりと、野外の開放感も相まって絶頂。たまんねー。


最後はこのイベント常連のCaravan。キーボードの堀江博久と2人でのステージ。正直な話、以前もステージは観たから別に熱心に観なくてもいいかな〜と最初は思ってた。まぁ最後だし前で観よっかなくらいのテンション。でもやっぱりこの人のメロディーと歌声は強いですわ。心のやらかい場所にスッと触れてくる。TRIPPIN' LIFEなんかあの声で「調子はどうだい?友よ 愛すべきロクデナシよ」なんて歌うんだからズルいよね。西陽の差す中こんなの聴いたら泣いちゃうよ。彼の曲で一番好きな曲だし本当に最高の気分だった。高校の時に聴いてて最近は遠ざかってたけどまた聴き直そうかな。


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こうして天候にも恵まれ、幸福な余韻をひきずりながら無事ROKKO SUN MUSICは終わりました。やっぱり良いイベントだな〜。メンツもロケーションも幸福の限り。また来るのがとても楽しみです。


最後に飯テロするね。